maruQiku インターンの Arisaです。
大学に通いながら、塾講師として小学生に国語・英語を教えています。ネパールの教育事情を知った中学生の頃から、世界の子供たちの教育支援に携わりたいと思うようになり、大学では国際公共政策と開発協力を専攻しています。
「誰もが通える夢のような学校を創る」 YouMe School
「スマホ1つでだれもが夢をかなえる」 maruQiku
2社の連携により実施された、知育アプリ導入テスト。
2歳~12歳までの子供たち、誰もがみんな目を輝かせて夢中になっていました。
目の前で見た子供たちの様子をレポートいたします。
ネパールの首都カトマンズから東へ200km。
YouMe School Khotan は、険しい山岳地帯を文字通り山を越え川を渡って進むこと車で8時間の場所にあります。
創業者は、現在東京大学に在学中の Sharad Rai さん。
20歳で留学生として来日。大学卒業後、日本の小学校での仕事に従事しながら、23歳でご自身の生まれ故郷であるコタン群に YouMe School を創立されました。
校舎の壁にはたくさんの日本語が書かれています。
日本からの訪問者も多く、子供たちは「おはようございます」「ありがとう」「さようなら」など日本語の挨拶をたくさん知っていました。
言葉だけではなく、掃除・朝礼など、学校生活のあらゆる場面に日本文化が取り入れてられていました。
YouMe School は、誰もが平等に同等の立場で教育を受けられる学校造りのため、カーストフリーを掲げています。そのための先生方の指導、子供の意識改革のための指導等、徹底されています。生まれに関わらず児童・生徒たち全員が、自分たちで自分たちの学び屋の掃除をする。日本の学校ではあたりまえの文化を取り入れることで、子供たちの意識改革に活かしています。
訪問初日、9/15 はChildren’s day。
子供達は歌や踊り、演劇を披露。
飴食い競争・椅子取り合戦・サッカー大会・バレーボール大会…
2歳~12歳のすべての子供が楽しめるよう考えられた様々なプログラム。
文化祭と運動会を足したようなイベントでした。
1限目、小学生の学年にあたるクラスでは、ネパール語・英語・数学・情報・道徳の科目、幼児クラスではiPadを活用して、欧米でポピュラーな Nursery Songの動画を利用したリトミック活動が行われていました。
コンピューターの授業にて教科書を開いていたのはGrade4、小学4年生にあたる年齢の子供たち。英語で書かれた教科書を開き、設問に取り組んでいました。
※日本の小学校では「コンピューター」にあたる科目は設定されていません。「情報教育」としての活動目標が掲げられ、各教科内で情報活用能力を高めるための指導が行われています。(参照:文部科学省ホームページ)
ネパール語の授業以外はすべて英語。2歳児から英語を活用する環境に身を置く子供たち。低年齢の子供でも、私たち訪問者とのコミュニケーションには不自由しない程度に英語をつかえています。
日本で開発された知育アプリを YouMe School Khotang で導入、能力開発ツールとして活用できるかどうかの視察が、今回の maruQiku ネパール訪問の目的です。